新年あけて間もなく、リンポチェとダルマ・シティ在住の弟子たちが、ダルマシティの門の左右に獅子二頭を設置致しました。その姿はライオンそのものですが、よく見ると、日本のお寺の山門に設置される金剛力士か、狛犬のように、左方は口を開き、右方は口を閉じています。梵字の阿〔A〕と吽〔HŪṂ〕の字を表しています。「阿」は口を開いて発生する音声で最初の字音、「吽」は口を閉じて発する音声で最後の字音である。悉曇の字母の初音と終音。すなわち、悉曇の五十字門の最初の字と最後の字。また、最初と最後を言う。密教では、この二つの字を一切のものの太初と窮極を象徴するものとして、前者を万有が発生する理念の本体に、後者をそれが帰着する知徳を意味するものとする。また、前者をさとりを求める心(菩提心)、後者をその結果としてのニルヴァーナに当てる。
リンポチェが自ら設置に加わって、加持もしてくださっています。この二像に守られるダルマ・シティも、今後も堅固で、繁栄されますように。